失業保険コラムColumn
2026.08.20
20代・初めての転職で失業保険を受給した実例|自己都合でもスムーズに進めるコツ
「自己都合で辞めたけど、失業保険はいつからもらえるんだろう?」——初めての転職を経験した20代の方から、こうした声をよく伺います。学生時代には縁のなかった制度なので、離職票や給付制限といった言葉が並ぶだけで不安になってしまう方も少なくありません。
自己都合退職でも、条件を満たしていれば失業保険(基本手当)は受け取れます。ただし会社都合退職と違い、手続き後に給付制限という支給されない期間が置かれるのが一般的です。また勤続年数が短い場合は、受給資格そのものを満たさないこともあります。
この記事では、20代で初めて転職する方に向けて、受給資格の考え方、退職から初回入金までの流れ、給付制限中の求職活動やアルバイトの扱い、つまずきやすい点までを解説します。
もう退職された方へ。ご自身の受給金額の目安をご存じですか?
受け取れる金額は、退職前の給与や雇用保険の加入期間によって一人ひとり変わります。いくらもらえるかLINEで無料診断できます。
目次
結論:加入期間12か月以上なら、自己都合でも受給できることが多いです
20代の自己都合退職でも、雇用保険に一定期間加入していれば失業保険は受け取れます。ポイントは、支給までに待期7日と給付制限をはさむため、手続きが遅れるほど入金も後ろにずれることです。退職後は、離職票が届き次第すぐに動くのが安心です。
📌 手続き前に確認したいこと
20代がまず確認したい受給資格の条件
失業保険(正式には雇用保険の基本手当)は、退職すれば必ず受け取れるわけではありません。自己都合退職では、離職日前の2年間に被保険者期間が通算12か月以上あることが原則です。あわせて、働く意思と能力があり、求職活動をしていることも求められます。
被保険者期間12か月の数え方
被保険者期間は、賃金支払いの基礎となる日数が11日以上ある月を1か月と数えます。新卒で2年ほど働いた方なら満たすことが多い条件です。前職の加入期間も、空白が1年以内で失業保険を受け取っていなければ通算できる場合があります。
12か月に届かないとき
入社1年未満での退職は、受給資格を満たさない可能性があります。ただし、やむを得ない理由と認められる場合は6か月以上で足りる扱いになることもあるため、離職票を持って窓口で確認してみてください。
⚠️ 注意:被保険者期間は在籍月数と一致しないことがあります。入社月や退職月は日数が足りず1か月と数えられないこともあるため、ぎりぎりの方ほど早めの確認が安心です。
退職から初回入金までの流れ
手続きの起点は、住所地を管轄するハローワークでの求職申込みです。ここで受給資格決定日(受給資格が認められた日)が決まり、そこから7日間の待期が始まります。自己都合の場合は、待期のあとにさらに給付制限が続きます。
📋 自己都合退職の手続きステップ
会社から離職票1・2を受け取る。2週間を過ぎても届かない場合は会社へ連絡します
離職票・マイナンバーカード・証明写真・本人名義の通帳を持ち、管轄のハローワークで求職申込みをする
待期7日を過ごす。この期間はアルバイトも控えておくのが無難です
給付制限期間中に求職活動を行い、指定された認定日に出席する
初回の失業認定を通過すると、おおむね1週間ほどで口座に振り込まれます
📊 自己都合と会社都合の主な違い
| 項目 | 自己都合 | 会社都合 |
|---|---|---|
| 必要な加入期間 | 2年間で通算12か月以上 | 1年間で通算6か月以上 |
| 給付制限 | あり(おおむね2か月程度) | なし |
| 入金までの目安 | 手続きから2〜3か月後 | 手続きから1か月ほど後 |
※離職理由の判断や運用は個別の状況により変わります。あくまで目安です。
給付制限中の過ごし方と求職活動実績の作り方
給付制限中は支給がありませんが、この期間の求職活動が初回認定の可否を左右します。認定日ごとに原則2回以上の実績を求められることが多いため、直前に慌てないよう週単位で積み上げるのがおすすめです。
📌 実績として認められやすい活動
たとえば25歳・正社員歴2年で転職準備のために退職した方は、給付制限中に求人検索を週2〜3回、職業相談を2回、応募書類セミナーを1回、応募を3社行い、初回認定をそのまま通過できたそうです。検索条件を保存しておくと毎回の手間が減らせます。認定日では「求人検索3回、職業相談1回、応募2社」のように件数を伝えれば十分です。
ご自身が受給対象に該当するか、確かめておきませんか?
勤続年数が短い方や、加入期間がぎりぎりの方ほど早めの確認が安心です。いくらもらえるかLINEで無料診断できます。
アルバイトの扱いとつまずきやすい点
給付制限中のアルバイトは、条件を守れば可能とされています。ただし働いた日は必ず申告が必要で、内容によっては就職とみなされることもあります。週3日×4時間程度の短時間なら説明しやすい一方、週20時間前後が続く場合は事前に窓口へ伝えておくと安心です。
⚠️ 重要:申告を怠ると不正受給と判断され、支給停止や返還を求められることがあります。1日だけの単発や少額の報酬でも、失業認定申告書に正直に記入してください。
📌 20代がつまずきやすい場面
よくある質問
Q. 自己都合退職だと、いつからお金が振り込まれますか?
A. 待期7日と給付制限をはさむため、初回の入金は退職から2〜3か月ほど先になることが多いです。手続きが遅れると、その分だけ後ろにずれていきます。
Q. 勤続1年未満でも失業保険はもらえますか?
A. 自己都合退職では原則12か月以上の被保険者期間が必要なため、難しいことが多いです。ただし前職の期間を通算できる場合もあるので、離職票を持って窓口で確認してみてください。
Q. 給付制限中にアルバイトをしても大丈夫ですか?
A. 働いた日を申告することが前提です。短時間なら問題になりにくい一方、労働時間が長いと就職とみなされることがあります。始める前に伝えておくと安心です。
Q. 転職先が決まったら失業保険はどうなりますか?
A. 支給は就職日の前日までとなりますが、条件を満たすと再就職手当を受け取れることがあります。採用が決まった時点でハローワークへ連絡してください。
まとめ:20代の自己都合退職で押さえるべき3つのポイント
まず受給資格を確認する:離職日前の2年間に被保険者期間が通算12か月以上あるかを離職票で確かめます
手続きが早いほど入金も早い:離職票が届いたら、住所地を管轄するハローワークですぐ求職申込みを行います
給付制限中の活動と申告を丁寧に:求職活動は週単位で積み上げ、アルバイトをした日は必ず申告します
受け取れる金額の目安を、手続き前に知っておきませんか?
退職前の給与と加入期間を入力するだけで、受給対象かどうかの目安が分かります。いくらもらえるかLINEで無料診断できます。
この記事の監修Carrer Beauty 編集チーム
失業保険・退職給付・公的制度をテーマにした解説コンテンツを制作。FP有資格者のチェックを受けながら、実際の手続き現場で使われている資料や公的サイトを参照し、読者が「自分で手続きできる」レベルまで落とし込むことを目指しています。