失業保険コラムColumn

20代・初めての転職で失業保険を受給した実例|自己都合でもスムーズに進めるコツ

はじめての転職で自己都合退職になった20代の方の実例をもとに、退職〜初回入金までのリアルな流れと、つまずきやすいポイントの回避策をまとめます。制度の基本と受給資格の考え方は、先に失業保険の基本受給条件ガイドもどうぞ。

1. 事例の前提(プロフィール)

  • 年齢:25歳、正社員歴2年
  • 退職理由:転職準備のための自己都合退職
  • 雇用保険加入:通算24か月(直近12か月継続)
  • 転職活動:IT事務・営業職を中心に応募予定

2. タイムライン(自己都合の一般的な流れ)

  1. 退職:会社から離職票(1・2)を受領
  2. 受給手続き:住所地のハローワークで求職申込み
  3. 待期7日:全員に発生
  4. 給付制限:自己都合はおおむね2か月前後の待機期間
  5. 初回失業認定:ここを通過して口座振込へ

各ステップの意味や支給タイミングは、詳しくは金額の決まり方と、支給開始のタイムライン(本サイト別記事)も参照。

3. 活動実績の作り方(初回認定までの例)

  • 求人検索:週2〜3回(検索条件を保存しておくと楽)
  • 職業相談:初回+給付制限中に1回
  • セミナー/講習:1回(履歴書・職務経歴書セミナーなど)
  • 応募:2〜3社(書類作成は早めに)

地域差はあるものの、毎認定期間で2〜3件の実績確保が一つの目安。迷う場合は窓口で確認を。
基本の考え方は、関連記事「活動実績は何個必要?」で詳しく解説します。

4. 短時間バイトを続けたいときの注意

認定期間中に働いた日は必ず申告します。支給はその日分が減額・後ろ倒しされるのが原則。週3日×4時間などの短時間であれば説明しやすいですが、週20時間前後が継続する場合は、最初に相談しておくと安全です。
詳しくは「週20時間・扶養内の注意点」と「バイトと失業保険の基本」をチェック。

5. 失業認定日の“言い方”の例

「この4週間は、求人検索3回・職業相談1回・セミナー1回、応募2社です。生活費の補填で週3日×4時間の短時間勤務をしました(計12時間、報酬12,000円)。面接予定が1件あり、曜日や時間帯は調整可能です。」──この程度の具体性があれば十分説明できます。

6. つまずきやすいポイントと対処

  • 離職票が遅い:会社へ催促+ハローワークへ相談。
  • 離職理由の齟齬:最初の窓口で説明・証憑を提示。
  • 活動実績不足:認定直前に焦らないよう、週ごとに実績を積む。
  • 無申告のバイト:必ず申告(不正受給リスクを避ける)。

7. 参考リンク

この記事の監修Carrer Beauty 編集チーム

失業保険・退職給付・公的制度をテーマにした解説コンテンツを制作。FP有資格者のチェックを受けながら、実際の手続き現場で使われている資料や公的サイトを参照し、読者が「自分で手続きできる」レベルまで落とし込むことを目指しています。

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