失業保険コラムColumn
2026.03.26
失業保険の給付制限中にできること・やってはいけないこと
「退職したのに、すぐお金が振り込まれない…この期間、何をしていいの?」
自己都合退職後に給付制限がかかることを知り、不安になっている方は多いのではないでしょうか。
給付制限中は失業保険が振り込まれないため、「バイトはしていいの?」「求職活動はどうすれば?」「やってはいけないことは?」という疑問が一気に押し寄せてきます。
この記事では、給付制限期間中に「できること・できないこと」を具体的なルールとともにわかりやすく解説します。
また、2025年4月の雇用保険改正で給付制限が短縮された最新情報も合わせてお伝えします。
目次
給付制限とは?期間と仕組みをおさらい【2025年4月改正済み】
給付制限とは、自己都合退職の場合に失業保険の受給開始が一定期間遅れる仕組みのことです。7日間の待期期間に加えて、給付制限期間が上乗せされます。
📌 2025年4月改正後の給付制限期間
自己都合退職で、過去5年間の受給が1回以下の場合
過去5年間に2回以上、正当な理由のない自己都合退職で受給している場合
会社都合退職・特定理由離職者・離職前1年以内に自ら教育訓練を受講した場合
⚠️ 注意:給付制限は「待期7日間」が終わった後からカウントされます。待期期間中はバイトも含め就労は原則NGです(詳細は後述)。
給付制限中にできること① バイト・副業(申告すればOK)
給付制限中のバイト・副業は、申告すれば基本的にOKです。受給中(給付が始まってから)と異なり、給付制限中はまだ失業保険が支給されていないため、バイトをしても手当が減額されることはありません。
✅ 給付制限中バイトOKの条件
❌ 給付制限中にバイトでNGになるケース
💡 ポイント:給付制限中のバイト収入は減額なしで得られる貴重な収入源です。ただし就労記録(日付・時間・金額)は必ずメモしておき、認定日に正確に申告しましょう。
給付制限中にできること② 求職活動を進める
給付制限中も求職活動は続けられますし、むしろ積極的に進めておくことが重要です。給付が始まると認定日ごとに「活動実績」が必要になるため、この期間から慣れておくと後がスムーズです。
📋 給付制限中にやっておきたい求職活動
💼 給付制限中に内定が出た場合は?
給付制限中に就職が決まった場合も、条件を満たせば再就職手当を受け取れる可能性があります。ただし「ハローワーク、または許可を受けた職業紹介事業者を通じた就職」であることが条件のひとつです。就職日の前日までにハローワークへ届け出を忘れずに。
給付制限中にできること③ 生活費・お金の準備
給付制限中は収入が途切れるため、事前に生活費を確保しておくことが最も重要な準備のひとつです。
給付制限中にやってはいけないこと
以下は、後から不正受給とみなされたり、受給資格を失うリスクがあるNG行為です。知らずにやってしまうケースが多いため、必ず確認してください。
❌ 待期7日間中のバイト・就労
待期期間中に1日でも働くと、その日数分だけ待期がリセット・延長されます。アルバイトはもちろん、無報酬の手伝いも含まれるため注意が必要です。
❌ 就労を無申告で続ける
バイトをしたのに認定日に申告しないと、不正受給とみなされる可能性があります。発覚した場合は受給額の最大3倍返還が求められることも。必ず正直に申告しましょう。
❌ 認定日に無断でハローワークへ行かない
認定日をすっぽかすと、その認定期間分の給付が受けられなくなります。やむを得ない事情がある場合は、事前にハローワークに連絡して変更の可否を確認しましょう。
❌ 就職意思がないのに「求職活動中」と申告する
失業保険は「就職する意思と能力があること」が受給の大前提です。実際には働く気がないのに活動したように申告することは不正受給にあたります。
給付制限が終わったら:スムーズに受給を開始するために
給付制限が明けると、いよいよ失業保険の受給が始まります。スムーズに受け取るために、以下を事前に準備しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 給付制限中と受給中、バイトのルールは違うの?
A. 大きく違います。給付制限中はまだ支給が始まっていないため、バイトをしても手当が減額されません。一方、受給中(給付が始まってから)は1日4時間以上働くとその日の手当が支給されず翌日に繰り越されるなど、より厳しいルールが適用されます。
Q. 給付制限中に就職が決まったら失業保険はどうなる?
A. 基本手当(失業保険)の受給は終了しますが、条件を満たせば「再就職手当」を受け取れる可能性があります。給付制限中の就職の場合は、ハローワークまたは許可を受けた職業紹介事業者経由での就職が条件のひとつです。
Q. 2025年4月の改正で何が変わった?
A. 自己都合退職の場合の給付制限期間が、原則「2ヶ月→1ヶ月」に短縮されました。また、離職日前1年以内に自ら教育訓練を受講していた場合は給付制限がゼロになるケースも新設されました。
Q. 給付制限中に病気になったら?
A. 病気やケガで働けなくなった場合は「傷病手当」の対象になる可能性があります。すぐにハローワークに申し出て、受給期間延長の手続きを検討してください。
まとめ:給付制限中に押さえるべき3つのポイント
給付制限中は「お金が入らない不安な時期」ですが、ルールを正しく理解すればバイトや求職活動を並行して進められます。
「自分の場合いつから受給できる?」「受給額はいくら?」が気になる方は、ぜひLINEで無料相談してみてください。
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この記事の監修Carrer Beauty 編集チーム
失業保険・退職給付・公的制度をテーマにした解説コンテンツを制作。FP有資格者のチェックを受けながら、実際の手続き現場で使われている資料や公的サイトを参照し、読者が「自分で手続きできる」レベルまで落とし込むことを目指しています。